パチンコの話題 パチンコ依存症

コロナ禍でもパチンコに通う異常な人々

2020年5月3日

このコロナが蔓延している中、危険を顧みずパチンコ店に通う人がいる。
周りに馬鹿にされようが本人は気にもしない。気にしているのかも知れないがそれでも足が向いてしまう。当然世間からは大きなバッシングを受けた。

パチンコ店が開いてるから、暇だから、自分は罹らないと思っているから、もちろんパチンコが好きだから。このような理由が多い。

 

パチンコに通う人はパチンコ依存症なのか

パチンコに通う理由は様々。
ストレスがたまるから、私なら大丈夫、暇だからなどなど。

パチンコ客1
パチンコ客2
パチンコ客3
パチンコ客4

休業要請に従わないお店の店舗名公表を行ったが、それは逆効果だと言われていた。
実際に普段より客が来ることがグーグルマップ上のデータで確認され、普段の倍以上の客が朝から訪れた。

※店名を公表した翌日の混雑状況
パチンコ店混雑状況

すべての人とは言わないが、コロナ禍で通う人の少なくとも8割から9割はパチンコ依存症(ギャンブル依存症)の可能性がある。中には様々な精神障害のせいで正しい判断が出来ない場合もあるだろう。それでも多くの要因はパチンコ依存だ。

これは本人の意志などには関係なく病気なのだ。危険だから行くなと言われても本人には届かない。
今年からギャンブル依存症の治療で公的医療保険が使えるようになった。正式に病気として認められたということだ。

借金をしてまでもパチンコ店に通い詰めてしまう。他に大事な用事があってもパチンコを優先してしまう。それがギャンブル依存症だ。

三店方式こそパチンコの闇

パチンコ・パチスロは遊戯だと言われている。「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」による風俗営業の一業種だ。それはゲームセンターなどと同じ。

だがどう見てもパチンコはギャンブルだ。実際に三店方式の仕組みを利用してお金に換金できている。
大当たりがお金に直結しているのは明白な事実。お金に換金出来なければこれほど流行るはずがない。

だがなぜかパチンコだけが三店方式が黙認されている。ゲームセンターなどがそれをやれば罪になる。
これこそが黒に近いグレー部分だ。

三店方式とは以下のような仕組みだ。

三店方式の仕組み

お店とお客は直接現金のやり取りを行わない。あくまで景品を渡しているだけ
実際には三店ではなく換金所とパチンコ店の間に景品卸問屋が存在する。その景品卸問屋とパチンコ店がやり取りするため、パチンコ店と換金所は全く関係なくなるわけだ。

パチンコで景品を受け取った人ならわかると思うが、換金所がどこか尋ねるとパチンコ店は「知らない」と答える。

本当は場所を知っているのにも関わらず「知らない」と答えるのだ。中には「他のお客様はあちらに行かれましたよ」と親切に案内してくれる場合もある。でも明確に答えてはくれない。
まったくおかしな話だ。

警察もお客が景品をお金に換金している事実を「存ぜぬ」と答えている。
パチンコで換金を否定している警察庁

何十年もの間、様々な癒着や利権の温床になっているためここにメスを入れるのは相当難しい。
今まで民間も含め政治で一部議論されてきたが一向に変わらない。

パチンコ自体を否定はしない。しかし競馬競輪のように国として管理管轄できていないため、好き放題な業界になっている。そこは当然利権や天下りの温床だ。パチンコ・パチスロの検定試験を行う保安通信協会(保通協)が良い例だろう。

遊戯ではなくギャンブル(賭博)と定義されれば、さらにつっこんだ依存症対策もとれるはず。カジノIRではギャンブル依存症の問題にしっかりと取り込みが進んでいる。

もしもパチンコがギャンブル(賭博)として認められれば、パチンコに行くたびに身分証の確認や行動制限がかかるだろう。カジノも週3回や月10回などの入場制限が検討されている。パチンコも同様な方針になるはずだ。

さらにパチンコ店への経営に対する透明性も増すだろう。

パチンコ・パチスロYoutuberで大儲け

この自粛中にパチンコ店に行きたくてうずうずしている人は相当数いるだろう。
行けない代わりとして、多くのパチンコファンはパチンコ関連のYoutubeを見ているはず。

代表的なものとして「janbaritv」「スロパチステーション」「1GAME TV」「でちゃう」「ARROWS-SCREEN」などがあるが、この5つのチャンネルだけでも2020年4月の視聴回数が合計で7,000万再生だ。

ひと月だけで7,000万再生という数字は凄いものがある。他のパチンコ関連の動画も併せると1億再生を超えるだろう。

※ちなみに1再生の収益が0.3円と仮定すると合計2,100万円の収益となる。1チャンネル当たり月平均400万円を超える収益だ。それにプラスして店側からの来店費(10万~40万)を併せるとかなりの収入になるだろう。

パチンコを打てば金になる。」

自分も便乗しようという人達が大勢でてきた。パチンコで検索すれば山のように実践動画が出てくるだろう。それだけパチンコ・パチスロファンが多いということだ。伊達に20兆円産業ではない。

これらの動画を見ていたら、余計にパチンコ・パチスロを打ちたくなる。もう打ちたくて打ちたくてウズウズする。パチンコ店の再開が待ち遠しい。この様な気持ちになっている人が多いのではないか。

自粛期間が終わりパチンコ店が通常の営業に戻ったら真っ先にパチンコ店に行くはずだ。
このような人達も少なからずギャンブル依存症の可能性があるかもしれない。

さいごに

パチンコ・パチスロは何十年にも渡る歴史があり、それだけ日本国民の娯楽として根付いてきた。
それだけ本来は魅力あるコンテンツなはずだが、今回の「自粛中に営業」というバッシングや借金、依存症の問題でかなり悪いイメージがついてしまった。元々のイメージも良くなかっが、さらに「パチンコ=悪」というのが世間での認識となった。

これは本当にもったいないと思う。パチンコ・パチスロは楽しい。過度なお金さえ失わなければとても良い趣味にもなるだろう。でもどこかで行き過ぎた、度を越した感がある。

当然趣味はパチンコとは言いづらい。

この際、きちんと娯楽ではなくギャンブル(賭博)であると正し、そこでしっかりと依存症対策や過度な投資ができないように変えていけばよい。2020年4月からホール内禁煙になり、パチンコ店の独特なタバコ臭さもなくなった。より健全化していき、年金受給者の憩いの場にでもなれば良い。

ゴルフ、テニス、釣り、競馬などと同じように趣味はパチンコと胸を張って言いたい。
これくらいにならないと、これからパチンコ業界は生き残れないだろう。

 

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