コンビニ跡地の小さなスペースに、ついにパチンコ店がオープンした。
2023年2月8日グランドオープン。
上が駅前のコンビニ跡地
下がオープンしたパチンコ店
スマスロ(スマートスロット)専門店で設置台数は4機種66台。
・HEY!エリートサラリーマン鏡 23台
・パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ 20台
・Lバキ 強くなりたくば喰らえ!!! 20台
・スマスロリノヘブン 3台
わずか66台の設置店で店はやっていけるのだろうか。
コンビニパチンコとは
コンビニパチンコとは、コンビニ規模の大きさで営業しているパチンコ店のことだ。
スマスロ、スマパチの普及により、今後はこのような規模の店舗が増えてくることが予想される。
何より、スマスロやスマパチの設置メリットは大掛かりな循環システムが不要なことだ。
※玉循環システム(緑線→青線→研磨機→赤線→補給樋→) 出典:ACE DENKEN
このような設備が不要になると、基本は台に、交換カウンター、喫煙室、トイレがあれば事足りる。外には交換所が必要だ。
台を置くだけで営業できるスタイルになるため、コンビニ規模の広さがあればパチンコ店が経営が出来ることになる。
箱積みや、玉やメダルが詰まることもないため、人もメンテナンスも必要最低限で十分だ。
勝機はあるのか
今後、同じように駅前の利便性が高いところにパチンコ店は増えていくのだろうか?
今のパチンコ店は大規模な駐車場を備えた郊外が多い。駅前の一等地からは撤退している状況だ。
人通りが多い駅前などにパチンコ店を出店する場合、設備投資や建物の改装、物件費用(敷金・礼金・保証金等)、多くの費用がかかってしまう。パチンコ人口が減少している今、それだとリスクが高い。
だが、過剰な設備が必要ないコンビニ程度の店舗ではどうだろうか。駅前なら一定数の需要は見込めるだろう。仮に失敗したとしてもリスクが少ない。
駅を降りて自宅に帰る通りにパチンコ店があれば、ふらっと寄り道するかもしれない。そう考えると駅前の小さなパチンコ店も増えてくるのではないのだろうか。
だが、それに必要なのはヒット機種だ。面白い台が出ないことには話にならない。
まもなく期待が大きい「スマスロ北斗の拳」が登場する。前評判は高い。これがヒットするかどうかで大きく流れが変わるのではないだろうか。
そして4月にスマパチも登場する。スマスロとスマパチ、どちらも玉、メダルレス機なので店舗内で共存可能だ。
さいごに
今回オープンした店の運営会社はガーデングループ。埼玉を中心に28店舗のパチンコ屋を経営する大手だ。この店の結果次第で続々とコンビニパチンコが出来るかもしれない。
だが、肝心の「スマスロ北斗の拳」が出るのは4月だ。スマパチも4月から。それまでは既存の4機種で勝負するしかない。その間、客の出入りはどうなのか気になるところだ。
これからは駅前の空いているテナントが、いきなりパチンコ店に変わることもあるかもしれない。