ダマされた!!

金儲けのための募金活動。こんな詐欺行為は許せない!!

2017年11月21日

その募金活動は

街頭で「○○募金をお願いします」と必死に声をかけている人達がいる。
ほとんどの人達は善意で募金活動を行っている人達だ。

ただ一方で、金儲けのためだけにおこなっている奴らもいることも確かだ。

2012年(平成24年)、あるNPO法人が大阪で道行く人達に声をかけていた。

難病にかかっている女の子○○ちゃんを救ってほしい」と

 

募金活動で詐欺事件

その募金活動をしていたNPO法人の男らは後日詐欺行為で逮捕された。
男らは1年以上の間募金活動を行っており、その間1000万円以上の金を手に入れていた。

今回の事件は警察から道路の使用許可証まで取得して犯行を行っていた。
この許可証があることから、通行人は「問題ない人達」と認識していたことだろう。

この使用許可証の手口は、街頭の悪質なキャッチセールスでも頻繁に使われている。

道路許可証は簡単に取れる

道路許可証とは・・

道路は、本来、人や車が通行するためのものですが、道路工事、工作物の設置等はもとより、各種イベントの開催や地域住民のコミュニケーションの場などとして、多種多様に使用されています。
そこで、道路交通法では、本来目的の使用以外のやむを得ない道路使用行為を許可の対象とすることにより「道路本来の効用」を最大限にいかすよう努めています。

引用元:神奈川県警  

道路許可証は簡単には取得できないと思われている。
でも実は簡単で、管轄の警察署に「道路使用許可申請書」を書いて提出するだけだ。

手数料は2100円かかるが、これでチラシやティッシュ配布など、15日間は道路を使用できることになる。
道路を好きに使っていいよという「道路許可証」あれば、堂々と商売が出来るわけだ。

実際に募金の一部を渡す巧妙な手口

この詐欺師達は、難病にかかる少女を引き合いに出してお金を募り、その一部を実際に渡していた。

これはもちろん、犯行がバレたときの言い訳のため。
実際に渡したのはごく一部のみで、ほとんどが私的に使っていた。

本当に真っ当な募金活動なのか?

今では募金活動する側も、子供達まで巻きこんで盛大に行うことも増えてきた。
果たしてその募金は本当なのか?本当であったとしても実際に何割が有効に使われているのか?

実際に調べたところで当事者でなければ、その中身まではわからない。

我が子を救うために募金を集める人達も本当に増えてきた。
ほとんどの人達はまともな募金活動だと思う。そう信じたい。

だが、一部には詐欺まがいの募金活動があるのは確かだ。

集めるお金も桁が違う。ほとんどのケースが数億円という額。
手術や渡航の費用、滞在費含め2億やら3億のケースが多い。多くは支援グループを作ってインターネットや街頭で募金を呼びかけている。複数の口座を使い、そこに入金するやり方だ。

子供を救うための募金活動で炎上

ある難病の男子中学生の募金活動で炎上が起きた。
目標金額が2億1500万円で、そのうち渡航費が 2300万円にもなっていたからだ。
現地滞在費は500万円。

どうしたら渡航費に2千万円以上のお金がかかるのか
特別機をチャーターしないと運ぶことはできないのか
ファーストクラスを利用しても100万円はかからない

滞在費もなぜ500万円かかるのか、そして実際の両親の負担はいくらなのか。
自分の子供を救うためなら当然借金をしていても不思議ではない。全て募金で賄うつもりなのか。

善意を押し付けて、断れない雰囲気を醸し出す ”詐欺行為” は本当に許せない。

障害者だからといってお金に困っているとは限らない

もう何年も前になるが、実際に障害者の方が自ら募金活動を行っていた。
私が側を通り去ろうとしたところ、その方にいきなり手を握られてた。ここまで強引なやり方は初めてで驚いた。

私はとっさにポケットから500円玉を取り出して彼に渡した。
その後、彼は同じように路行く人に手を伸ばしていた。

私は何の募金かもわからずにお金を渡してしまったのだ。障害があるからといってお金に困っているとは限らない。
むしろわずかな年金で慎ましく暮らしているお年寄りも多いのに。その後自分自身に腹を立てた。

さいごに

「子供を救うため」「病人を救うため」「海外の子どもたちへワクチンを」・・・・

数え上げたらキリがないくらいに多くの募金活動が現在も行われている。
それだけ募金をしている善意ある人がいるということだ。

それはそれで素晴らしいことだが、実際のお金の流れはわからない。
運営費に多くのお金を取られて実際の募金はごくわずか、ということも当然ありえることだ。

たとえボランティアでも運営するには色々とお金がかかる。まず優先的にお金を使わなければ運営費だ。

2017年(平成29年)11月にあるニュースを見た。それは以下の通り。
血液製剤 輸出解禁 余剰分、50年ぶり 厚労省方針
出典:毎日新聞

どうやら献血で余った分を海外に販売するらしい。

無償で提供するならわかるが、国内メーカーが輸出・販売するとは一体どういうことなのか?
私も毎年献血しているが、その理由が知りたい。

集めるときだけ「○型の血液が後○○人分足りません」などと言っときながら、それを販売するとは。
きっと捨てるくらいであれば何かの役に立てればということなのだろう。

今は余剰分だけの輸出で済むかもしれないが、将来的にはどうなるかわからない。

 

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