パチンコ屋にいくといろいろと驚くことがある。
久しぶりにマルハンに行ってみた。それも平日のこと。
時間は午後1時。駅前にある大型店なので、結構なお客さんが座っていた。
以下にことについて書いていきたい。
- 店ごとの客付きの差
- パチンコ店の客層の問題(特に年配者と女性)
- タバコの問題
- 負けすぎ問題(玉貸4円)
その店には4パチと1パチがある。
階で分かれているのだが、かなり人が多く感じた。
4パチの客付きが3割から4割ほど。
1パチの客付きが5割から6割ほど。
平日だというのになんでこんなに人多いんだろう。
もっと少ないと思っていたので正直驚いた。7がつく日はもっと多いのだろう。
店ごとの客付きの差
パチンコ店は客が集まると相乗効果で更に客が集まる。
客が多い=出玉が期待できる、という認識があるから。
それだけではない。客が少ないと打ちづらい。
想像してほしい。島でパチンコを打っているのが自分しかいない状況を。
広い店内で数人しかパチンコを打っていない状況。
やはりある程度の客がいてこそのパチンコだ。
パチンコは独りで遊技するもの。周りに人がいようがいまいが本来関係ないはず。
しかし出ても出なくても周りに人がいない状況は実際に気まずい。
たとえ立派なビルで設備も新しく居心地が良さそうな店でも、中が閑散としていたら打つ気をなくしてしまう。
パチンコ店の客層の問題
では実際にパチンコを打っている層はどういった人達なのか?
年齢層は圧倒的に60歳前後の高齢者が多い。
若い人はほとんどいない。特に20代から40代は本当に少ない。
逆にスロットは若い人に人気があり、はっきりと住み分けが出来ている。
パチンコはただハンドルを握っていれば遊技ができてしまう。
何も難しいことはない。
パチスロも基本同じだが、押し順や天井などもあり多少は知識が必要だ。
推測するに定年退職後にやることがなく暇を持て余している状況なのだろう。
家にいても邪魔者扱いされるだけ。少しだけでも小銭を稼ぎたいということだろう。
店側も年配の人がついていけるように「海物語シリーズ」や「ジャグラーシリーズ」を大量に導入している。
パチンコは非難されることが多い遊びだが、20年前は国民的メジャーな娯楽だったのだ。
また女性が多いことも驚く。打ちにきている半数は女性だ。
「ギャンブル=男」とのイメージがあるが、今は女性も普通にパチンコを打つ時代。
どの業界もそうだが女性をターゲットにしている店は多い。
女性が多い店は「稼働率が高い」というデータも実際に出ているからだ。
今の店の作りは昔の作りとは異なる。トイレや休憩室なども女性を意識して清潔に保とうとしている。
店員についても、とても清潔な若いお兄さんお姉さんが親切丁寧に接客してくれるので気持ちいい。
昔のように汚い店でパンチパーマの店員が接客をしているわけではない。
パチンコ店のタバコの問題
そして相変わらずのタバコ天国。パチンコ店の入り口を入っただけでタバコの臭いが充満している。
パチンコ店にはタバコの煙がつきものだ。
日本の今の喫煙率をまず見てもらいたい
2016年 | 2017年 | |
---|---|---|
男性 | 29.7% | 28.2% |
女性 | 9.7% | 9.0% |
男女計 | 19.3% | 18.2% |
男性はついに3割を切り、女性は1割を切っている。
この数字は年々減少傾向である。
タバコ規制もますます激しくなり、喫煙者は肩身が狭い思いだ。
唯一誰にも気兼ねせずに吸えるところがパチンコ屋である。
パチンコ店くらいは好きに吸わせてくれという気持ちもわかる。
私の体感では男性は7割、女性は4割がタバコを吸っていると感じる。
特に女性はタバコを吸っている人がデータ通り10人に1人とはとても思えない。
なぜパチンコ客には喫煙者が多いのか、ざっと理由を考えてみた。
- パチンコ店は周りも含めて気軽に吸えること
- イライラ解消、当たった後の安堵感
- そもそもタバコを止められない人が多い
- 景品にタバコがある
この3番については、依存の問題。パチンコ依存症のようにタバコもニコチン中毒から止められない。
恐らくパチンコ依存症に人の喫煙率の割合は高いはずだ。
景品にタバコがあるのも原因。タバコは等価として交換できるので換金後にお店で買うよりは結果的に安くなるからだ。
ここまで喫煙者が集まる遊技も珍しい。
ただこの状況も後2、3年だろう。
東京オリンピックの開催を控え、条例が厳しくなるからだ。
各フロアに喫煙ボックスを用意してそこで喫煙してもらう形になるだろう。
喫煙者にとっては、その度に台から離れなければならないので億劫だ。
タバコが吸えなくなることでホール関係者は売上に影響すると考えている。
だが周りの店も一斉に禁煙になればそれほど影響はないのではないか。
台の前で吸えないことでパチンコを止める人は少ないと思う。
貸玉の金額を半分にしてほしい
今の貸玉は1玉で4円。500円で125発。1000円では250発の玉を借りることができる。
当たればでかいが当たらなければ大負けする。
昔から貸玉4円は変わらない。今は319の確率の台が多いが、出る時は2万発や3万発も出てしまう。
3万発でれば12万円近くにもなる。これでは熱くなる。まさにギャンブルだ。
当然逆もありえる。5万円なんて半日でなくなってしまう。
1000円あたり20回回ったとしよう。1000回はまりした場合は、それだけで5万円の投資だ。
確率が319分の1の3倍ハマりが1000回転。3倍ハマリなんて普通に起こり得ること。
1回も当たらずに3時間から4時間廻し続ければあっという間に5万円を溶かすことになる。
仮に500回転ハマって当たっても、確率変動に入らなかったら意味がない。
今のパチンコに求められているものは娯楽。高齢者ばかりの現状をみていればそれがよく分かる。
出玉規制も導入され、今後どうなくかだ。
勝っても負けても1日3万から5万円くらいが上限で良い気がする。
であれば貸玉4円ではなく2円が丁度いい。
また店舗内にATMが設置してあること自体がはたから見れば異常な状況だ。
もう負けるようにできているとしか思えない。(もちろん遊技だから負けて当然だが)
お金を借りて、借金してでも止めれない人も少なくない。
話は変わるがパーソナルシステムのこと。
1パチでは導入店が増えているが4パチは相変わらず箱積みが多い。
出玉アピールもわかるが、いちいち箱に入れるのが面倒くさいし移動もしにくい。
店員も重くて大変だろう。早いところ全てパーソナルシステムに変えてほしい。
さいごに
既に行われていることだが、最近の老人ホームのレクレーションの一つとしてパチンコがある。
もちろん他にもゲームセンターやカラオケや麻雀なども含まれる。
身体を動かしたり頭の体操にはならないが、あのド派手な演出を見ることで何かしら脳が活性化するのかもしれない。
何もパチンコ店やゲーセンに行くことはない。大量に溢れているパチンコ中古台を老人ホーム設置するところも今後増えていくかもしれない。
もちろんオススメは羽根物である。