そもそも、なぜ闇金 ( ヤミ金 ) と呼ばれるのか?
もともとの呼ばれ方は、闇金融(やみきんゆう)と言います。
それを短くして、闇金 や ヤミ金 と呼ばれるようになりました。
その闇金融ですが、国(財務局)や都道府県に貸金業としての登録を行っていない貸金業者、または、その業務を指します。
さらに、貸金業の登録をしているにも関わらず、違法な高金利を取る業者、または、その業務も闇金融に含めます。
貸金業の登録せず、違法な高金利
貸金業に登録しているのに、違法な高金利をしている業者も多いです。それについては、闇金業者はこう騙すをご覧ください。
法定金利以上の高利で貸し出す業者のことを 闇金 といいます。
法定金利とは、法で決められた上限利率のことです。
法定金利に関わる法律には、利息限度法と出資法というものがあります。
以下のグラフでわかるとおり、
貸すお金が大きくなると、金利も少なくする必要があります。
10万円を超えて、100万を超えないものについては、18%以下。
100万を超えるものについては、15%以下です。
利息制限法
通常の消費者金融は、上記の上限利息の範囲で営業を行なっています。
ほとんどの消費者金融は、少し前までグレーゾーン金利の上限となる29.2%でお金を貸していました。
これだけグレーゾーンと呼ばれる上限金利を取っていたので、消費者金融はずっとバブルの状態が続いていました。
さまざまなテレビCMやプロモーション活動を行い、顧客を増やしてお金を借りることを”手軽”に変えていったのです。
しかし、グレーゾーン金利の廃止から、29.2%の高い金利が取れなくなり、さらに、グレーゾーンの貸し出しが違法と判断され、その分取り続けていたグレーゾーン金利分を返還しなければならなくなりました。
まさにWショックとなり、多くの消費者金融が衰退していきます。
少し前はかなり儲けていたため、収入があれば、また学生でも簡単にお金を貸していました。
しかし、今は慎重に審査するようになり、審査基準も厳しくなりました。
そこを ”うまみ” とを捉えたのが、ソフト闇金です。
消費者金融の一部が、ソフト闇金に流れたといいます。
ソフト闇金は通常の闇金より若干金利を低めに抑えていますが、違法なものには変わりありません。前述しましたが、貸金業に登録しているにも関わらず違法な行為を繰り返している業者もいます。
では、闇金の特徴はどのようなものなのでしょうか
以下はその一部を紹介します。
- 貸金業の登録認可を得て良心業者を装い闇金をおこなっている
- マンションの一室で電話一本でやっている
- 電話ボックス、電柱貼り紙、車のワイパー等に広告を貼る
- 雑誌、スポーツ紙で広告し客を集める
- 闇情報を元にDMで客を一本釣りする(かなり多い)
- 携帯番号以外、住所をなど所在明かさない 090金融
- ホームページを開設しネットで勧誘するもの (一見普通の消費者金融)
- 約、貸出、集金を車内で行う出張型闇金
- 借りてないのに貸したと高額な請求し脅して来る
- 勝手に振り込み高利な請求する、押し貸し業者
- 最初に手数料と称し2割程を差し引いて貸し出す闇金も多い
- 利息はトイチ(10日で1割)やトサン(10日で3割)は当たり前
- 最近はト5や、週5、更に週10割の超極悪も横行
- 違法の為、証拠となる契約書は渡さない
- 白紙委任状を取り延滞すると強制執行すると脅すものもいる
- 客のワイセツ写真を取り延滞すると近所や職場へバラマクなどと脅す
- ヤミ金は支払いの滞納に対し徹底的に脅しと嫌がらせをする
- 彼らは監督官庁も警察も恐れない、延滞したら徹底的に脅して回収
- 客が延滞した場合の回収手段を知っている(脅しのプロ集団である)
- 中には一度や二度、警察のお世話にならないとハクが付かないと嘘ぶる者もいる。
以上のように、常に生活の周りには闇金が潜んでいます。
彼らは延滞するとトコトン追い詰めて来ます。
自宅、勤務先、親戚、隣近所に来訪し、あたりかまわず脅し嫌がらせをすることもあります。(特に、大阪や地方の闇金に多い)
遠方の業者は滞納しても電話による脅しが主で、実際に自宅迄乗り込んで来る事は少ないようです。わざわざ乗り込む手間、暇、経費、逮捕の危険を侵して迄追い込みはしませんが、しかし勤務先、親戚、隣近所と電話番号の分かっている所へは嫌がらせの電話が来る場合が多い。(東京の闇金に多い)