ブラックリスト って本当にあるのでしょうか?
いわゆる「ブラック」とは、正式には異動情報と呼ばれ、金融機関が共有している信用情報になります。
あなたの不利になる異動情報の履歴が一定期間記録されることになります。
なので、ブラックリスト というものは存在しないが、不利な情報は履歴として記録されます。
そして、共有されます。
その記録される情報ですが、
- 自己破産
- 特定調停
- 任意整理
- 強制解約
- 長期延滞
- 延滞
などがあります。
記録されるか微妙な場合は、それぞれの金融機関などの心証によります。
支払いが遅れる場合は、できるだけ前もって連絡する必要があります。
そして入金見込み等も含めて金融機関に相談しましょう。
事前に電話することで、信用を増すこともできます。
自分はお金を借りることができるのか
住宅ローンを借り入れる場合など、自身の信用情報に対して何らかの不安がある場合は、信用情報機関に情報開示を申請して確認しましょう。
また、クレジットカードやローンなど、審査が通らない場合、
以下のことが考えられます。
■本人都合による支払い遅延や代位弁済歴が登録されている場合。
■自己・異動情報が発生した場合(上記ケース)
■直近3ヶ月~1年の間にクレジットカード、ショッピングクレジット、ノンバンク(消費者金融を含む)、金融機関に申込み、その申込み履歴が複数、特に一時的に集中している場合。
■消費者金融(無担保借入れ)の記録がある場合、借り入れ額が申告年収と比べて多い場合。
■他社の借り入れ件数、金額が過剰にある場合。
などが審査に通らない理由となります。
次に信用情報に不利な異動情報が残る例としては、
- ある期間(2ヶ月程度)以上もしくは数日でも数回繰り返した場合。5年間。
- 自己破産など債務整理や過払い請求をした場合。(債務整理した日、失踪した日から7年間。)
- 申し込みブラック。短期間に3社以上の金融機関に申し込んだ場合。
- テラ・全情連1ヶ月、全銀協3ヶ月、CIC・CCB6ヶ月。
- 総量規制。サラ金など無担保融資枠の総額が税込み年収の3分の1を超える場合や年収が不自然な場合。
- 社内ブラック。(共有されている信用情報以外に当事者の金融機関で記録されている履歴。)
などがあります。
信用情報への影響
■信用情報の影響を受ける例
- サラ金やクレジットカードなど無担保金融。
- 住宅ローンおよびその金利水準やその保証料。
- 自動車ローンやショッピングローン。ただし無担保金融よりは通りやすい。
- カード決済の賃貸住宅への新規入居(現住している場合は貸主に要相談)
- 他人の融資の保証人になる場合
■信用情報の影響を受けない例
- 奨学金や共済の借入
- 生命保険の加入
- 賃貸住宅の新規入居
- 家族による借入(専業主婦や学生など無職や低所得、納税していない者をのぞく)
- 家族の進学・就職活動(金融機関をのぞく)
今後の人生のためにも、ブラックリスト(異動情報)に登録されないように気をつける必要があります。