以下の産経新聞の内容です。
単身で暮らす20~64歳の女性に1人が「貧困状態」であることが国立社会保障・人口問題研究所の分析でわかったとのこと。
生活の苦しい人の割合を示す「相対的貧困率」が32%だった。
単身の20~64歳男性は25%で、女性の苦境が際立っている。
※相対的貧困率とは国民1人当たりの可処分所得を高い順に並べ、真ん中となる人の所得額(中央値)の半分に満たない人が全体の中で占める割合を示す。
2010年(平成22年)調査では年間の可処分所得112万円未満の人が該当する。
目立つ女性の貧困
65歳以上の単身で暮らす女性の貧困率は47%で、男性の29%よりも高かった。
19歳以下の子供がいる母子世帯の貧困率は48%。
可処分所得が112万円未満が貧困率とのこと。
可処分所得とは、労働の対価として得た給与やボーナスなどの個人所得から、支払義務のある税金や社会保険料などを差し引いた、残りの手取り収入のことです。
112万円を年間の12で割ると、9万3千円ということになります。
持ち家ならまだしも、9万3千円から家賃を引いて、さらに光熱費、通信費、そして食費、衣服や生活必需品などを引けば、まったく残らないどころかマイナスでしょう。
時給900円で7時間、月に18日働くとすると、11万3千円。
そこから社会保険料、税金を差し引けば9万5千円くらいになる計算です。
毎日7時間働いてもパートではとても生活できません。
これだけ貧困率が高ければ借金をしていてもおかしくありませんし、低所得のせいで消費者金融などからお金を借りられず、またはお金を返せないために闇金から借金しているかもしれません。
貧困から抜け出す方法
一体どうやったら貧困から抜け出せるのでしょうか?
簡単な答えはないかと思いますし、年齢や性別によっても異なるでしょう。
でも、1つ言えることは日々の生活は厳しいけれども”こうありたい”という目標を持つことだと思います。ビジョンです。
目標があればもう少し頑張れるし、モチベーションも上がります。
目標がないと、どこに進んでいけばよいのかわかりません。
地図がないと目的地にたどりつけないように。
目標があれば、そして近づけば、元気がでますし、それが生きる糧になります。
そしてもう1つが「自己投資」です。
今の貧困から抜け出すには、もっとお金を稼ぐ必要があります。
お金を稼ぐには誰でもできる仕事では稼げません。
人が出来ない仕事だからこそ給料が高いのです。
少しでもそこを狙う必要があります。
お金がなければ、ないなりの人物になってしまいます。
人が離れて、ますます貧乏になってしまいます。
今お金がないのは、健康状態が悪くなってしまったからかもしれません。
いろいろな理由があるでしょう。
でも多くの方がこれまでいろいろなことを曖昧にして、きちんと将来のことを考えていなかったからではないでしょうか。自己投資をしてきちんと元を取ることをしていないから今の現状があるのかもしれません。
最後にもう一つ。
それは、「今を生きる」です。
過去を生きるのではなく、未来を生きるのではなく、今を生きることです。
今自分の目の前にあることを一生懸命に全力でやることです。
その積み重ねが未来への希望となります。