パチンコの話題

あるパチプロの話【Part2】パチンコ人生の始まり

2011年12月8日

通っていた店では定量は4000発です。
2.3円交換だったので換金すれば約9000円です。

昔の交換率は2.3円や2.5円でした。今のような等価交換などではありません。
交換率は低かったのですが、その分出玉は今のように少なくはありませんでした。

 

パチンコに完全にハマった

パチンコに少し知恵が付き始め、打ち止め台を狙うようになりました。
やはり打ち止め台を打つほうが効率が良いことがわかったからです。

釘は見ていましたが、やはり試し打ちをしないとわかりません。
店に設置されている台は、台ごとにある程度の”くせ ”がありました。
そのくせによって出る出ないが大きく変わってきます。

羽物からCR機へ

そしてここから長い長いパチンコ人生の始まりです。
デジパチから権利物、そしてCR爆裂機まで・・・・

あの大当たりの瞬間・・・そして10連荘なんてしたら・・・・ もうアドレナリンが出まくりです。
たったの数時間で何万円も稼げるんですから、こんなにおいしいものはありません。その上、パチンコをしている時は何も考える必要がないんです。

難しいこともありません。下手なバイトなんかよりよっぽど割りが良い。
嫌な仕事をしなくてもお金が稼げるんです。こんなに良い仕事はありません。

もちろん時には大きく負けることもあります。ですが、そんなことは当たり前。
完全確率で抽選しているので自分でなんとかなるものでもありません。

オカルトは信じない

そして私は完全確率論を信じています。いわゆるオカルトは信じていません。
”谷村ひとし”の提唱する"オカルト打法"なんて論外です。

もちろん店側の遠隔操作なんてのも信じていません。ごく一部に遠隔操作をするお店があるのは事実です。しかしそんなことをやっているお店はほとんど稀。

たとえば、1兆円企業のマルハンが不正をやっているとします。

もし内部告発など違法をしていることが世間にバレてしまったらどうなるでしょうか?
一気に信用を失い、もうこの会社はおしまいです。客は誰一人として近づかないでしょう。
そんな危険を犯してまでやる必要があるのでしょうか?

収支表をつけて勝てるようになる

この文章を読んでいただいている方がもしパチンコをやっているのであれば、収支表をつけていますでしょうか?
この頃から私は勝つために収支表をつけはじめました。そしてこの収支表を付けてから大きく勝てるようになったのです。

収支表をつけていたら、ある程度の確率の誤差は生じます。それが当たり前です。
1/2の確率(50%)の確変を10回連続で出ることもあるわけです。
ならば当然逆の結果もありうるでしょう。トータルで1/2なわけですから。

私の場合、CRギンギラパラダイスで10連続確変を引き当てたことが最高かと思います。
2分の1が10回連続ということなので、単純計算だと1024分の1となります。
初当たり1000回に1回の確率です。しかし当然逆もあるわけです。

それを平均すると大体1/2の確率に近づきます。私がつけていたデータで実証済です。
繰り返しデータを重ねていくと、面白いように徐々に徐々に2分の1へと近づいていきます。

そういう考えですから、とにかく回る台を探すわけです。もちろん大当たり確率や小当りなども当然考慮します。

とにかく回る台を打つ

特にデジパチの場合は、とにかく回る台を探して、探して、探して、探しまくります。
回る台を打てば、勝つ確率が高くなるからです。

回る台が見つかり終日打てば、ほぼ勝ちが確定します。もし負けたとしても納得して負けることができました。
同じ島でも本当に1台1台回りが違うのが昔の良いところでしょう。

私は回る台を探しました。近所で勝負できる店がなければ、電車で1時間くらいの範囲で行動していました。サラリーマンで通勤1時間なんて普通のことです。

毎日同じ店で勝ち続ければヘソを締められ回らなくなります。ですので多くの使える店が必要でした。
そうやってある程度生活はできていたのですが、今の時代は本当に厳しいかと思います。

パチンコの回りが安定しない

昔と今とでは事情が違います。

昔はラッキーナンバー制や低換金のお店が多かったため、出す店が多かったんです。
特に回る台を見つけ、ラッキーナンバー制で無制限をゲットしたらそうそう負けることはありません。もちろん長時間打たなければならないのですが。

しかし今は無制限の店がほとんどでイベントもガセイベントが多い。回りも悪いのでなかなか長時間勝負しにくい状況です。

釘は多少見れるほうですが、それでも試し打ちはします。最近の台は、最初は回るが、その後回らなくなる台が多い。安定しないんです。
わざとそういうふうになるように設計しているのかもしれないと疑いたくもなります。

そして、私はよくそういう台に騙されます。終始回りが安定している台なんてほんの一握りなんでしょう。
とにかくパチンコは回らないと話しになりません。勝てる可能性がそれだけ低くなるからです。

新台入替えは信用できない

客寄せのための『新台入替』。本来は客に餌付けをするイベントでした。
新台入替えの時はどこから集まったのか長蛇の列。そして店も期待を裏切らないような出玉でした。

ですが今はあきらかに違います。それは店側が回さなくなったということです。

考えようによってはあたり前なんです。パチンコ店も商売。昔ほど客が入りません。
その上、台の入れ替えも頻繁に行わなければならず、そう簡単に出せなくなったのです。

店側から言わせれば、「新台を打たせるわけだから回らなくても文句を言わずに打て」とのことなんでしょう。
何度も騙されれば、その理屈も当然に思えてきます。

もう私にとってパチンコは生活の糧ではなくなりつつありました。
このままではパチンコを打つメリットを感じられません。

<続き> あるパチプロの話【Part3】パチプロは稼ぎ続けなければならない

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