闇金などの裏の世界では、といち、とさん、とご、などの言葉があります。
一度ヤミ金でお金を借りた場合、そのリストは裏で出回り、別な業者からの電話やダイレクトメールが来る場合があります。その中に「月3割で融資します」とのダイレクトメールがありました。
では、月3割での融資とは一体どれくらいなのでしょう。
どれくらいの支払いをしなければならないのでしょうか。
「トイチ」については以下のリンクを参照願います。
「といち」とは一体どういう意味なのでしょうか?
月3割とは
月3割ということは、簡単に言ってしまえば10日で1割ということです。
10日で1割のことを「といち」といいます。
なので、「といち」と「月3割」とは同じ意味合いになります。
では、3万円を月3割で借りた場合はどれくらい払えばよいのでしょうか。
3万円を月3割で借りた場合、10日で1割になるので、3000円です。
10日で3000円なので、30日では9000円になります。
最初に借りたお金が3万円なので、利息分の9000円と足すと、
返済額は3万9千円になります。
これが、月3割の内訳です。
他にも、月1割や月4割などもあります。
消費者金融 アコムとの比較
通常の消費者金融(アコムの場合)の利息は年率18%です。
他の消費者金融も似たようなものです。
では、3万円を30日借りた場合の利息はいくらになるのでしょうか。
3万円の18%は5400円です。
1年間3万円を借りた場合は、5400円の利息になります。
では、30日の場合は、30/365に5400円をかけます。
そうすると約444円です。
月3割では9000円なので、通常の消費者金融で借りる場合の約20倍になります。
冷静に考えると、とんでもない額になります。
昔のヤミ金は、「といち」で貸すことも多かったのですが、今はほとんどありません。
最近は月5割などと高額な利息をとる業者もいます。
摘発を恐れるあまり、なるべき早く儲ける必要があるからです。
のんきに薄利多売では捕まってしまいます。
月5割の場合、1ヶ月借りただけで倍の金額を返済しなければなりません。
倍の額を返せるなら良いのですが、利息分だけを毎月返している人もいます。
その場合、いつまでたっても返済できません。
結局は借りたお金の何倍も返さなければならないのです。
月3割、月5割など、どれくらいの額の利息になるのか覚えておきましょう。