パチスロを理解する上で重要なのが機械割という考え方です。
ネットや情報誌に以下のような機械割の表が書かれているかと思います。
これが機械割です。
設定 | アイムジャグラー | バジリスク絆 | ミリオンゴッド凱旋 |
---|---|---|---|
1 | 96.9% | 97.3% | 98.3% |
2 | 97.8% | 98.6% | 99.5% |
3 | 99.9% | 102.0% | 102.0% |
4 | 102.0% | 106.6% | 106.6% |
5 | 104.2% | 112.1% | 112.1% |
6 | 106.6% | 119.2% | 119.5% |
上の表は、今人気機種であるアイムジャグラー、バジリスク絆、ミリオンゴッド神々の凱旋の設定毎の機械割を書いています。
この機械割は設定1から設定6までの6段階あり、お店が好きなように変更できます
ではこの表から何が読み取れるのでしょうか?
そもそも機械割とはペイアウト率のことを言います。
入れた枚数に対して、どれだけメダルが払い戻せるかという意味です。
機械割100%で入れた枚数と出た枚数はプラスマイナスゼロになります。
100%の場合はなんとなくわかりやすいかと思います。
100枚入れて100枚出てくる。プラスマイナスゼロ。これが機械割100%です。
では、97%だとか110%などはどういう計算方式になるのでしょうか。
機械割の考え方
見た目はそんな感じがするんですが、実際は違います。
機械割の計算式は以下のようになります。
OUT枚数÷IN枚数×100
※IN枚数とは、実際にパチスロ台に入れるメダルの総枚数。
※OUT枚数とは、パチスロ台から払い出されるメダルの総枚数
数式だけだとわかりずらいので、例を出します。
アイムジャグラーの設定1を8000回周りたら
仮にニューアイムジャグラーEXの設定1(96.9%)をまる1日8000ゲーム廻したとしましょう。
その場合、結果はどうなるのでしょうか?
・OUT枚数は、24000枚(IN枚数)×0.9585(96.9%)=23004枚
・2325枚 - 24000枚 = マイナス675枚
[結果] 675枚×20円 = マイナス13,500円。
上のような計算になりました。
アイムジャグラーの設定1の台を8000ゲーム廻したら平均して13,500円負けるという計算になります。
では同じような感じで、
アイムジャグラーの設定6を8000ゲーム廻した場合を考えていきましょう。
アイムジャグラーの設定6を8000回周りたら
・OUT枚数は、24000(IN枚数)×1.066(106.6%)=25584枚
・25584枚 - 24000枚 = 1584枚のプラス
[結果] 1584枚×20円 = プラス31,680円
設定6の場合は3万円程のプラスになりますが、
ジャグラーの場合、どこのパチスロ店でもまず設定5や6は使いません。
設定2か3を使う店が多いのが現状です。
その場合は、
設定2の場合(97.8%)、マイナス528枚
設定3の場合(99.9%)、マイナス24枚
ミリオンゴッド神々の凱旋の設定6を8000回周りたら
仮にミリオンゴッド神々の凱旋の設定6(119.5%)をまる1日8000ゲーム廻したとしましょう。
その場合、結果はどうなるのでしょうか?
・OUT枚数は、24000枚(IN枚数)×1.195(119.5%)=28680枚
・28680枚 - 24000枚 = プラス4680枚
[結果] 4680枚×20円 = プラス93600円。
なんと設定6の凱旋を打った場合、その収支は10万円近くになります。
もう驚きの数字です。
凱旋の設定6が打てたら本当にラッキーですね。
まとめ
今まで機械割についての説明をしてきました。
機械割が高ければ高いほど、打ち手に有利になります。
ですが、実際には自分がどの設定を打っているかはわかりません。
もちろん設定判別できるような機種もあります。
座った段階では本当に運次第。
仮に設定1に座ったとしても、5万円勝つこともあります。
設定6を打ったとしても3万円負けることもあります。
勝負は時の運ともいいますが、
結局回数を重ねていけば、結果は設定通りについてきます。
今は全国のほとんどが5.6枚交換になっています。
5.6交換というのは、5.6枚に対して100円と交換という意味です。
等価交換では5枚に対して100円と交換でした。
5に対して5.6枚ということは、約89%しかないということです。
等価では10000円だったのが、5.6枚交換では8900円にしかなりません。
現金投資が増えれば増えるほどマイナス額が大きくなってしまいます。
今多くのお店では5.6枚交換が主流です。
通常営業の場合は、ほとんどのパチスロ台はベタピンと呼ばれる設定1です。
お店のイベントの時などは、2や4を使うところもあります。
ですが、5や6を使うところはほとんどありません。
これが現実です。